日本大学アメリカンフットボール部員の違法薬物事件への対応をめぐり、同大は29日、臨時理事会を開き、酒井健夫学長と沢田康広副学長(競技スポーツ担当)の辞任を承認した。酒井氏は年度内、沢田氏は年内で辞任する。
2人は27日、「混乱を避けるため」として、辞任を大学側に申し出ていた。
先月公表された第三者委員会の報告書は、大麻の可能性が高い植物片を見つけながら12日間、警察に報告しなかった沢田副学長や、その対応を会見で「適切だ」と強調した林真理子理事長、酒井学長の対応などを問題視。「経営層の処分」に言及していた。
22日の理事会では、一連の問題について責任の所在が議論され、酒井学長には年度末での、沢田副学長には即時の辞任が提案された。林理事長は、減給50%(6カ月)が決まった。(山本知佳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル